エナガ

 柄長。鳥綱スズメ目エナガ科。全長14センチ。留鳥。低山帯や平地の樹林に多く、とくに落葉広葉樹林や針葉樹との混合林を好みます。樹林の林縁やクリやナラに松を交えた二次林でよくみかけます。樹木の小枝に逆さにぶら下がって餌をとり、昆虫、果実、樹液などを食べます。

 茶室の踵いに使う竹の柄杓に似た形から、柄長と名を付けられました。コガラと同じ樹上で餌を採るため、いつの間にか両種は合流し、ほかの鳥たちも加わり混群となります。

 冬は10羽前後の群れで生活し、群れごとの縄張りがあります。子育てに入ったエナガは森の中に溶け込み、人に会っても恐れる様子もありません。繁殖期にはつがいに分かれて、コケをクモの卵嚢、ガの繭などの虫の糸で織り込んで袋状の巣をつくります。雛の給餌は両親ですることがあります。
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