キクイタダキ

 菊戴。鳥綱スズメ目ヒタキ科ウグイス亜科。日本で一番小さな鳥で、全長約10センチ、体重4〜6グラム。亜高山帯の針葉樹林で繁殖し、冬は平地で生活します。

 全身暗緑色で、頭部に鮮やかな黄色の帯があり、雄の冬羽では、さらにその帯の中央に鮮やかな橙赤色の帯があります。和名は、この頭部の黄色部をキクの花に見立てたものと思われます。葉の間をせわしく飛び回りながら、細く小さなクチバシで、クモ、昆虫などを捕食します。針葉樹の葉の間にクモの糸で吊り下げた巣をつくり、約10卵を産みます。
軽井沢の野鳥
軽井沢&浅間高原ガイド
軽井沢観光ガイド