ツグミ

 鶫。鳥綱スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科。ヒタキ科のなかでは最も地上性で、地上で昆虫など小動物を採食しますが、木の実も食べます。全長約24センチ。雌雄同色。

 冬の渡り鳥。10月頃大きな群れで多数渡来し、山地の木の実を求めて群れで移動します。雪がふるまでは、地面をはね回って虫を捕食し、雪が降ると木の実や干し柿を食べます。春の北帰行の時は、美しいキツネ色に黒いまだら模様の体に変わります。冬には群れは分解して、耕地や川原など開けた場所で単独で生活するようになります。

 5月に小群をつくり、渡り去ります。1947年(昭和22)まで認められていたかすみ網猟は、秋にさえずるように仕立てたおとりのツグミなどを使い、毎年数百万羽のツグミを捕殺して、食用に供していました。現在は、かすみ網猟は禁止され、ツグミも狩猟鳥から除外されています。
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